革について
- hyokohyoko3
- 2024年8月9日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年12月15日
バダラッシー・カルロ社の牛革を使わせていただいています。
バダラッシー・カルロ社は、イタリア トスカーナ地方で、手間と時間がかかる古くからの製法を用いて、100%植物タンニン鞣しのしっかりとオイルを含んだ革を作っています。
特徴は、経年により色が変化すること(いわゆる飴色に変わっていく)、十分に革に染み込んだオイルと染料により傷が付いても馴染みやすく、光沢が出てくること。
初めてこの革に触れた感想は、革らしい革だなということでした。
生き物から頂戴して作られたことを、自ずと想像できるような自然な表情を持っていて、それはある意味粗野な印象でもあるのですが、きちんと上質さを伝えてくる。
触った感触はしっとりとしなやかで、手に馴染むような感覚。
深い色味でありながら、経年変化をするということで、これから使うこと自体が楽しみになる。
素晴らしい可能性を持つ革なので、素材としての”ムラ/アジ”を活かして、”作る/使う”ということにワクワクすると共に、”長く使える/長く使いたい”と思えるような耐久性を持つものを作っていきたいと思います。

リスシオ・パパベロで作った pocket purse Ⅲ

7ヶ月ほど使用したリスシオ・パパベロの経年変化